創元推理文庫:東京創元社
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経理課一筋37年で警視庁を定年退職した木野塚佐平、60歳。
フィリップ・マーロウやリュウ・アーチャーなど海外のハードボイルド探偵を崇拝する氏は、
自身がコツコツと貯めたヘソクリで探偵事務所を開設する。
場所は新宿の裏町、吸えないタバコをポケットに、ニヒルに事件を待つ。
しかし、依頼どころかあこがれの美人秘書もやってこない。
そんなある日、近所づき合いで掲載した業界紙の広告から、記念すべき最初の依頼が。
その事件は、なんと金魚の誘拐事件だった。
愛すべき老人探偵の活躍を描く、ユーモア・ハードボイルド連作集。堂々登場、だ!
著者あとがき=樋口有介/解説=中辻理夫